筑波大学・世界を変えよう基金アカデミー

大学の授業では取り上げないテーマについて 学類を越えた仲間たちと議論しませんか

ランダム化比較評価手法に関する勉強会 実施報告

10/27 (木) 20時から「ランダム化比較評価手法に関する勉強会」が行われました!

 

ランダム化比較評価手法や勉強会の内容についてはこちらをご覧ください↓

mdwacademy.hatenablog.com

 

今回特に印象的だったのは、variation(集団のばらつき)について考えたことです。例えばマウスで実験をするとき、遺伝的に99%同じマウスを用いることが多く、個体差やばらつきについて考えることはあまりありません。しかし、人間相手の調査を行うときや、個体差を見るために遺伝的に異なる背景を持ったマウスを研究に用いるときに、絶対に考えなけなければならないポイントです。その場合、介入が効果的であったのか、偶然コントロール群とは異なる特徴をもつ集団だっただけで介入に効果はなかったのか、よくわからない結果となる可能性もあります。ばらつきのコントロールは人間では非常に難しいので、ランダム化やサンプルサイズを大きくすることが非常に重要となるのですね。

次回も検定力を高める要素について学びます!