筑波大学・世界を変えよう基金アカデミー

大学の授業では取り上げないテーマについて 学類を越えた仲間たちと議論しませんか

ランダム化比較評価手法に関する勉強会 第7回実施報告

6/2 (木) 20時から「ランダム化比較評価手法に関する勉強会」第7回が行われました!

 

 

 

ランダム化比較評価手法や勉強会の内容についてはこちらをご覧ください↓

 

mdwacademy.hatenablog.com

 

 

今回は、ランダム化について、今一度なぜ行うのか、どのようなランダム化の方法があるのか、について学びました。ランダム化が重要だ!!ということは覚えていても、ランダム化する方法について分かったつもりになり、理由や手法がうまく説明できない、という状態はよくある気がします。

 

今回の授業の中で「そういえば初めてランダム化について学んだ時、えーー!って思った気がする..」と初心を思い出したものがあったので、それをご紹介いたします。

 

調査対象となる人や学校などを選ぶとき、サイコロやコイントスを使った方が、なんとなく一番ランダムだろうと考えていました。しかし、実際にコイントスをして振り分けてみると、50:50になることって意外と少ないんです。確率は50:50でも、少ない数ではばらつきが生まれてしまいます。だからと言って、たくさんの人を集めるのは難しいし、意図的に似たような特徴の集団を作るのってどうなの?と思っていました。実際にある程度意図的にグループ分けをすることが必要な場合は多く、特徴は揃えつつ、でもランダムにするための方法というのはいくつかあります。例えば、先に男女に分けて、その中でランダムに割り振ったり、テストの点数で高・中・低の三つに分け、その中でグループAとBにランダムに割り振ったりといった方法ですね。

 

今回は、改めて基本を振り返ろう!と思った回でした〜!